POPを設定してメールを読めるようにする。
29.03.10 / メールのこと / Author: aico
前回、Postfixで外からのメールを受信できるように設定しました。
でもこのままではメールサーバーが保管したままでメールを読むことができません。
←前回はここまで
なので今回はPOPで届いたメールを受け取りましょう!
←今回はこの部分
今回はDovecotを設定し起動していきます!
sudo bashでroot権限を得たら、
yum -y install dovecot でDovecotをインストールします
yum install [パッケージ名]はパッケージをインストールするコマンドです。-yをオプションにすることでインストール途中に出てくる問い合わせに対してすべてyesで答えてくれます。
vi /etc/dovecot.conf でDovecotの設定ファイル/etc/dovecot.confを開き、設定を行います。
まずプロトコルを指定します。
プロトコルとはネットワークにおける通信手順のことで、コンピュータ同士の決めた約束ごとのようなものです。人間同士の会話と同じように、どの言語を使うか、電話か手紙か…というように違いがあります。
メール受信のためのプロトコルはimap、imaps、pop3、pop3s…などたくさんあります。
今回はpop3だけにということだったので、
protocols = pop3 とします。
つぎに、メールボックスの指定をします。
mbox形式、maildir形式もここで選択します。
mbox形式はユーザーごとに、maildir形式はメールごとにひとつのファイルをつくっています。
問題が起きたとき、maildir形式だとすべてのメールに被害がおきることはないので安全です。
今回はmbox形式ですけどね^^;
default_mail_env = mbox:/var/spool/mail/%u
%uはユーザー名という意味です。
設定が終わったら:wqでviを終了し、
/etc/rc.d/init.d/dovecot startでDovecotを起動します。
okとでたら起動完了なので、/etc/rc.d/init.d/dovecot statusで動いているか確認してみましょう!
dovecot (pid 18196) is running…のようなかんじででたら動いてますよ:)
そのあと、ポートがひらいているか確認します!
$ telnet [メールサーバー名] 110
Trying …とでたのでポートは開いていてPOPが通れるようになっています。
そのあと、メールのアプリケーションを開いて、アカウントを追加すると送られてきたメールが見れるようになりましたー*
ちなみに…
前回terminalでメールがみれたのはメールサーバーにメールを見に行ったからです。
前回は郵便局までメールを見に行ったけど今回は配達してもらってメールをみたよってことです。
まとめ
(sudo bashでroot権限を得る)
yum -y install dovecotでインストール
$ vi /etc/dovecot.conf
protocols = pop3
default_mail_env = mbox:/var/spool/mail/%u
:wqでviを終了
$ /etc/rc.d/init.d/dovecot startでDovecotを起動
$ /etc/rc.d/init.d/dovecot statusで動いているか確認
$ telnet [メールサーバー名] 110でポートが開いているか確認
Comments: 1
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