DNS今昔ものがたり
05.04.10 / DNSって何? / Author: aico
DNSとは、ドメインネームシステムの略です。
DNSの仕事は「ホスト名をもとに、ホストのIPアドレスを教える」ことです。
なぜDNSというしくみができたのかをものがたりにしてみました!
ウサギ村はたった10人しかいない小さな村だったので村ウサギたちはお互いの名前を知っていました。
hostsファイルはDNSができる前に使われていたテキストファイルです。
しかしちいさなウサギ村も10ウサ、100ウサ、1000ウサとウサギ数が増え、巨大な国となっていきました。
そのため村ウサギたちはお互いを把握できなくなってしまいました。
どんなうさぎかを思い出そうにも時間がかかったり、引っ越してきた新ウサギさんを知らなかったなど…
また、ウサギ村では同じ名前を名乗ることを禁止していたはずが、人数が増えすぎて名前がかぶる事態となってしまい、郵便局やぎさんがちがうウサギさんに間違ってメールを送りそうになる事件など問題が発生し始めてしまったのです。
hostsファイルではすべてのホスト情報が管理されているのでネットワークを使う人が増えたことでhostsファイルの容量が大きくなってしまい、ネットワークが正常に機能しなくなってしまったのです。
また好き勝手にホスト名を名乗れてしまったため、ホスト名がかぶり、送りたい人ではない人にメールが届いてしまう危険性などの問題が発生してしまいました。
ここまで村が大きくなると思っていなかったうさ王は国うさぎを把握するためのシステムを考えました。
それこそがDNSです!
うさ王は国ウサギの名前を把握するためにDNSサーバーという国ウサギ情報管理所をつくり、国ウサギたちが知りたいウサギさんのことを問い合わせられるようにしました。
うさぎ国は巨大な国家だったのでひとつの管理所にすべての情報をあつめるのは大変なので、うさ王はDNSサーバーをたくさんつくって情報を分散管理させることにしました。
また、うさぎ国を村ごとにわけることによってうさぎさんたちの名前がかぶることを防ぎました。
国ウサギ情報管理所の中央管理所をルートネームサーバーといい、世界に13個存在しています。
国うさぎの情報はこのルートネームサーバーを先頭にツリー上に情報局を枝分かれさせています。
(例)ウサギ国のうさぎ県うさぎ村のうさおさんが、ウサギ国のウサウサ県ウサウサ村のうさこちゃんに会いたいんだ!と言った場合
うさおさんはうさぎ村のDNSサーバーにうさこちゃんの住所(IPアドレス)を聞きにいきます。
ところがうさぎ村のDNSサーバーではうさこちゃんのことはわからなかったので、
うさぎ県のDNSサーバーに問い合わせをしてもらいました。
しかしここでもうさこちゃんのことはわかりませんでした。
なのでうさぎ国の中央情報局、ルートネームサーバーに問い合わせをしてみると!
ウサウサ村のDNSサーバーのことを教えてくれました。
ウサウサ村に問い合わせをするとうさこちゃんの住所であるIPアドレスを教えてくれたので、
うさおくんはうさこちゃんに会いにいくことができたのでした♪
Comments: 5
こんばんわ
更新が早くてすごいですねー
参考になります。
ちなみにwindowsではhostsファイル→DNSの順番で名前解決を行うため、hostsに間違ったIPアドレスhostsの対応がされているばあいはまったく違ったIPアドレスを参照するということがあるみたいですね。
hosts.txtではうさ子ちゃんの住所はちゃんと入力してあげないとだめだけれと、DNSの場合はどうなるのでしょうか。自動的に住所をDNSサーバに登録できるような仕組みがあればよいですね。
nocksさん
コメントありがとうございますー。
windowsだとちょっと違うんですね。参考になります!
仕組み、あるといいですね^^*これからDNS勉強していきますね!
[…] This post was mentioned on Twitter by Hyo Yoshikawa, Hyo Yoshikawa, うな, Masahiro Kawato, かい and others. かい said: RT @HyoYoshikawa: 世界中のエンジニア嫁。RT @HyoYoshikawa: なんかもうとんでもないものを見つけてしまったような気がする/////////小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記 » Blog Archive » DNS今昔ものがたり http://ow.ly/2gDX4 […]
うわ可愛い、そして分かりやすい!
迷わずブックマークに入れてしまいました、頑張ってください!
sheepさん
コメントありがとうございます!
うれしいですー*
今後もがんばるのでブックマークから
はずさないでくださいね笑