サブネット分割とは?
08.09.10 / インターネットとは? / Author: aico
IPアドレスは日本では、インターネットレジストリのJPNICがISPに割り振りして、割り振られたIPアドレスをサブネットに切り分けて、個人や会社や団体へと貸し出しという形で割り当てをしています。
ここでちょこっと小話。この割り振りと割り当て。同じようで意味が違うんですって。
割り振りは全体を与える相手に応じた分にわけて確保させること。割り振られた人はそれをさらに分配するので使うためにもらうのではありません。
割り当ては全体を分けて使いたい人に配ることです。割り当てられた人は使うためにもらいます。
さて、サブネットに分けて割り当て…と言っても、一番小さなクラスCでも256個のIPアドレスを貸し出すことになってしまいます。
しかし、256個ももらっても余ってしまったり…
そこで、サブネット分割の出番です!
サブネット分割とは、ホストアドレスから数bit借りて、ネットワークアドレスであると定義することで、
ネットワーククラスで区切ったサブネットよりさらに小さなサブネットをつくれるようになったのです。
ここまでをケーキで例えるならこんなかんじです。
足されたお皿をサブネットアドレスと呼びます。
なので、サブネット分割されたIPアドレスはネットワークアドレスとサブネットアドレスとホストアドレスの3つからできています。
前回、小悪魔ブログはデフォルトサブネットマスクではクラスAでネットワークアドレスは125.0.0.0だと書きましたが、
小悪魔IPアドレスを持つ、ディレクターズでもこのサブネット分割されたIPアドレスを割り振られています。
ディレクターズに割り振られているIPアドレスのサブネットマスクは255.255.252.0なので、
小悪魔ブログのネットワークアドレスは125.0.0.0ではなく、125.6.176.0/22となります。
ディレクターズは256のホストがいるサブネットを4つ持っています。
なので、小悪魔ブログも125.6.176.0/22のサブネットの1024のホストの内の1つです。
ネットワーククラスのデフォルトサブネットマスクでつくられる大きなネットワークは今はほとんど使われておらず、
サブネット分割によって小さなネットワークに分けられています。
こうすることで、割り当ててもらったけど余ってしまったIPアドレスを貸し出しすることができるようになりました。
つづきます!
(※割り振りと割り当ての違いについてを追記しました。)
Comments: 4
125.6.176.32
http://www.iana.org/assignments/ipv4-address-space/ipv4-address-space.xml
をみると、 125/8はAPNIC管轄でした。
ftp://ftp.apnic.net/pub/stats/apnic/delegated-apnic-latest
を見ると、125.6/16は
apnic|JP|ipv4|125.6.0.0|65536|20050804|allocated
どうやら日本管轄です。
でもwhoisでみると
125.6/16 はライブドアが持ってます。
ということは、どうやらディレクターズさんが
契約しているネットワークの接続先は
ライブドアみたいですね。
もにょもにょさん
コメントありがとうございます。
もにょもにょさん調べがすごいですね!
こあくまブログはそうなんですが、今回は一般的なかんじで書きました:)*
いやー なんか、最近、磨きがかかっている!
ますます、楽しい。
小さなお皿の例えが…「なるほどです!」
せいぱぱさん
コメントありがとうございます。
今回のはケーキとお皿とフォークは力作!(のつもり)です^^〜♪