MACアドレスとIPアドレスの関係
08.09.10 / インターネットとは? / Author: aico
IPアドレスがグループわけに使われているということがわかったところで、
どんな風にIPアドレスとMACアドレスが使われているのか、くまさんのお手紙(データ)がどう流れていくか見てみましょう!
くまさんがうささんにお手紙(データ)を書いたようです。
くまさんはくま村、うささんはうさ村なのでグループが違うためMACアドレスだけでは通信できません。
なので、くまさんはうささんのIPアドレスを宛先に書きます。
くまさんはまず、村の管理ルータにお手紙を送ります。
くま村の管理ルータさんは宛先にかかれたIPアドレスを見て、自分のIPアドレスと違うので、
知らないなぁーと言っています。
あれ?宛先にMACアドレスも書いてあるけどくま村管理ルータのMACアドレスのようですね。
くまさんがくま村管理ルータに送るためにかいたものです。
くまさんはくま村管理ルータによって管理されています。
だからくまさんとくま村管理ルータは同じグループにいるのでMACアドレスによって通信ができちゃうのです。
ここでなぜMACアドレスがかかれているのかというと、もし、うささんのMACアドレスが書かれていたら、
その手紙は完全にうささん宛てになります。
だからくま村管理ルータはまったく受け取りません。
IPアドレスが使われている理由は手紙をうささんのグループに送るためです。
管理ルータでは、宛先のIPアドレスを見て、自分の管理しているIPアドレスなのか違うのか?を見てうささんのグループまでバケツリレーします。
このとき、ルータさんたちは自分宛てではないと受け取ってくれません。
だから、とりあえずあなたに送るねってルータさんのMACアドレスをかいておくのです。
つまり、MACアドレスは経由地、IPアドレスは最終目的地が書かれるのです!
次はネコ町管理ルータに手紙をまわしたようです。
宛先のIPアドレスは変わっていませんが、MACアドレスが変わっていますね。
これはくま村管理ルータがねこ町の管理ルータに送って受け取ってもらうために書き直したからです。
IPアドレスが変わらないのは最終目的地がうささんの所だからです。
ねこ町管理ルータで手紙を受け取ったものの、IPアドレスが自分の管理下ではないようです。
間に色々な管理ルータをはさんで、うさ村の管理ルータにたどり着いたようです。
ここで宛先に書かれているのは、もちろんIPアドレスはうささんの、MACアドレスはうさ村管理ルータのものです。
うさ村管理ルータがIPアドレスを見て自分の管理下だと言っていますね。
ここでまた、MACアドレスの書き換えです。
うさ村管理ルータでは、このIPアドレスの管理をしているようです。
ルータはIPアドレスとMACアドレスの対応表を持っています。
これはARPというプロトコルでIPアドレスからMACアドレスを調べます。
こうして、うさ村管理ルータは対応するMACアドレスを宛先に書いてうささんへと送るのです。
つづきます!
Comments: 2
見ない間に、難しいところやってますねw
ネットワークを勉強する人は、
プロトコル階層をまたがる部分
(今回の話題がちょうどいい例)で、
まず脱落します。
落ちないようにがんばってくださいね^^
自分の新人研修プランでは、ARP動作を
きちんと技術用語を使って説明できたら、
大抵のトピックは自力で理解を進めていける
かな~と思ってます。
もにょもにょさん
コメントありがとうございます!
会社の人に教えてもらいながらやってるので楽しいから脱落しませんよー!^^がんばります*