メールヘッダとエンベロープの役割

16.10.10 / メールのこと / Author:

今日はメールヘッダとエンベロープについて勉強しました。

ぜんかいくまさんがうさおくんに送った手紙をこっそり見てしまいましょう。

くまさんの手紙の封筒を見ると、うさおくんの住所と名前、それから、くまさん自身の住所と名前が書かれていますね。この封筒をエンベロープと言います。

envelopeとは封筒という意味の英単語です。

手紙で、宛先として見るのが封筒に書かれた住所と名前であるように、メールで宛先となるのが、エンベロープに書かれたメールアドレスです。

次に、手紙の内容を見てみましょう。

手紙の1番上には、うさおくんへ くまより 2010年●月1△日と書いてありますね。

この部分のことをメールヘッダといいます。

うさおくんが手紙を読む時、「ぼく宛でくまくんからだ」と見るのはここですよね。

メールヘッダーの下に書かれる本文のことをメールボディと言います。

間に空欄の行がはさまることで、メールヘッダーとメールボディを分けています。

メールでも差出人、件名、日時、宛先などが本文の上に書いてありますがこの部分がヘッダー。

つまりヘッダーは手紙を読む人のための記録用として使用される部分です。

手紙でも郵便やぎさんは手紙を読むことがないように、メールでも送信されるときヘッダーを確認することはありません。

そのため、エンベロープさえ正しく書かれていれば、ヘッダーは何と書かれていてもOKで、エンベロープとヘッダーが同じである必要はありません。

ちょっとここでお豆なはなし。

最近iphoneで友達の携帯にメールを送ろうとすると、「宛先メールアドレスが無効だから送信できない」と言われることがあって(でも送信できるんですけど)、なんでなんだろう?と思っていたので調べてみました。

ちなみにそのメールアドレス、こんなかんじ。

インターネットのルールを定めているものにRFCというものがあります。

インターネットは中心のないネットワークですから、ルールであるRFCにも中心の作者はおらず、いろんな人が色々書いて、最善のものだけが自然に残っているという形でつくられています。

そのRFCの2822  Internet Message Formatにメールアドレスについてのルールが書いてあります。

そのRFCによるとどうやらusako..usagi@~.~,jpに使ってはいけないものが含まれているらしい!

それはここです!

どうやらRFCにはいろんな解釈がありますが、どうやら「.」(ドット)の連続はダメなんだそう。

だけどRFCはあくまでルールであって破って使うことだってできてしまうため、それが含まれたメールアドレスを使えて、メールの送受信ができてたのですが、

このように無効と考えられてしまうなどの問題が起きてしまっていたようですね。

実際、私もRFCを読んでみようとしたのですが難しい!これならムリないかも…と思ってしまいますが、

少しずつ、RFCに沿ったアドレスを使おう!となっているようで、携帯会社のメールアドレス(例えばdocomoは2009年からドットの連続が入ったメールアドレスの取得を禁止してます。)もRFCに沿ったものになりつつあるようです。

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