情報発信者としての責任のお話
26.04.11 / こあくまベリサイン訪問記 / Author: aico
SSLサーバ証明書による実在性証明は、証明書を発行されているページを運営する企業の犯罪の抑止をしたり、
そのページを見るユーザに安心感を与えるという役割がありました。
一般にSSLというと、暗号化をするためのものというイメージがありますが、
実在性証明をメインで使っているページもあります。
1つ目は、早稲田大学の合格発表のページ。
大学の合格発表は、受験者にとってとても大事な情報です。
そのため早稲田大学では、合格者の番号は確かに大学側が出したものであるという証明のために合格発表のページには実在性証明が使われています。
2つ目は東京証券取引所の適時開示です。
会社の出す情報は株価に影響を及ぼします。そのため、東京証券取引所が運営する適時開示のページには実在性証明が使われています。
3つ目はマーケティングデータを取り扱っている情報販売の富士経済のページです。
富士経済さんは、特定のページだけではなく、サイト全体にSSLをかけています。
これは情報の大事さを十分に理解している、マーケティングデータ屋さんならではの
情報発信者としての責任の持ち方だと思います。
実在する会社が運営する本物のページであるということを証明するのは、
相手が目に見えないインターネットという環境のなかでは、
公開する情報が大事なものであればあるほど情報発信者としては注意を払わなければならないことだと思います。
さて、ここで、もうひとつの「お金にかかわるページ」についてのお話です。
3月11日に、東日本で大地震が起き、被災地の支援のために日本中で義援金が集められていますよね。
インターネットでも義援金を受け付けている口座の情報を載せている支援サイトのページがたくさんあります。
しかし、ほとんどのサイトでSSLサーバ証明書は付けられていません。
支援サイトに便乗して、公的機関やどこかで聞いたことのあるような名前を使った義援金詐欺をはたらくサイトが増えています。
そのため、ベリサインさんでは、被災地支援の義援金を受け付けたり、震災情報や被災情報を提供するウェブサイトにSSLサーバ証明書を無償提供しているそうです。
口座番号を載せて義援金を募る企業のページはSSLサーバ証明書をかけ、そのページを見るユーザも証明書を確認すれば詐欺を少しでも減らせるのではないかな?と思いました。
Comments: 2
こんにちは!yukiといいます。
私は短大生で情報工学を専攻しています。
情報セキュリティの講義の課題で
調べものをしていたらaicoさんの
このサイトを見付けました。
イラストも文字もすごくかわいくて
見やすくて私の好みです*
内容もとてもわかりやすいので
これから常連さんになると思われます(笑)
サイト運営がんばってください!
私も勉強がんばります><
yukiさん
コメントありがとうございます。
ありがとうございます!*
常連さんうれしいです〜^^がんばるパワーもらえました*
お互い勉強がんばりましょう〜!