それぞれのメールサーバー

23.03.10 / メールのこと / Author: / Comments: (2)

SMTPサーバーで有名なものに、sendmail、qmail、postfixがあります。

それぞれどのような違いがあるのか調べてみました!

・sendmail

sendmailの最大の特徴はできることの多さ!
ソフトとして歴史が長く、広く使われてきたため、考え得るほぼすべての機能が盛り込まれています。
ただし、そうした機能の豊富さにより設定ファイルの記述が難しく、一つのプログラムがすべての機能を実行する構成のためセキュリティの問題がよくでます。
また、mbox形式はユーザーごとにひとつのファイルをつくっているので、問題が生じるとすべてのメール・メッセージに影響する可能性がある…など、問題点が増えてきているため、sendmailを参考にした新しいメールサーバーが増えてきています。

・qmail

sendmailを参考に、sendmailの悪いところの改善をめざして設計されました。
特徴はセキュリティの強固さと設計の独自性です。
機能ごとに小さなプログラムにわけ、それぞれが独立、協調して動作することでセキュリティが強固となっています。
また、Maildir形式という、メール・メッセージごとに一つのファイルにして保存する独自のメッセージ保存形式のため、mboxのような問題は起こりません。
しかし、独自色が強いことと、ライセンスに厳しい制限があるためsendmailから移行しづらいという難点があります。

・postfix

3つのうちでいちばん新しいSMTPサーバーのため、sendmailとqmailのよいところをとりいれつつ、運営管理が楽で、処理速度を上げ、セキュリティが強化され、Maildir形式がとられています。
また、比較的ゆるやかなライセンスを採用しており、今注目されているSMTPサーバーです。

ようするに…

メールアドレスつくれるようになりました:)

11.03.10 / メールのこと / Author: / Comments: (0)

今日は、新しくインターンの人が来たので、その人が会社でつかうメールアドレスをTerminalで作成しました。
directorzではVpopmailを使用しており、ドメイン(@~のとこ)も取得してあるものを使うので、今回はユーザーの作成のみです。

vpopmailでは仮想ドメイン、仮想ユーザーを作成できます。

1つのIPアドレスに複数のドメインを割り当てることを仮想ドメインといいます。
IPアドレスは数列でできたインターネット上の住所にあたるもので、わかりやすく英数字にしたものがドメインです。
仮想ドメインを設定すると、実際はひとつのサーバー(IPアドレス)であっても見かけ上は複数のサーバーが稼働しているように使用することができるのです。
そうすることで、システムアカウント(システムへのログイン権限)を何個も作成しなくても、メールサーバーにアクセスするための使用権であるメールアカウントを作成する(ユーザIDとパスワードを得る)ことができます。

1 ssh [サーバー名] + パスワード で サーバーにはいる

2 cd /home/vpopmail/binで/home/vpopmail/binというディレクトリに移動します。
vpopmailでは、すべての仮想ドメイン、仮想ユーザーのファイルが/home/vpopmailにまとめられています。
binとはbinary fileの略で、画面に表示できない文字以外のコードを含んでいるプログラムファイルのことです。
binはMacの中でいうアプリケーションのようなものです。

3 ls -laで今いるディレクトリの中にあるファイルなどの一覧を取得します。
すると中にvadduserというプログラムがあるのがわかります。

4 ./vadduser [新しくつくりたいメールアドレス]でメールアドレスを作成する。
./は今いるディレクトリという意味で、ここでは/home/vpopmail/binを表しており、
/home/vpopmail/bin/vadduserと同じ意味です。

5 新しくつくりたいメールアドレスのパスワードを連続で正しく2回いれる

あとはそのメールアドレスとパスワードを使う本人が設定すれば完了です!

調べてみると、アカウントのことやbin、仮想ドメインなどわからないことだらけ!
やりかたとして理解しても、説明するのはむずかしいですね。
ここわかりづらい!というところがあったらコメントくださいね*