IPアドレスが必要な理由

06.09.10 / インターネットとは? / Author:

実はMACアドレスだけでも通信はできるのです。

うささんとくまさんとねこさんがデータのやりとりしようよ!となったら、うささんはくまさんとねこさん2人分のMACアドレスを知っていればいいのです。そしてこの3人の間にはIPアドレスは必要ないのです。

ならなぜIPアドレスは必要なのでしょうか?

ネットワークを使うのがうささんとくまさんとねこさん。3人だけならいいのです。

でもネットワークを使っているのは3人ではありません。1000人、1億人、もっと?

じゃぁおくりたい人のMACアドレスを調べればいいじゃん!と思っても、3人しかいなくて2人に聞くのなら2人だけに聞くだけだからカンタンらくちん♪だけど、ネットワーク内にはたくさんの人がいるのです。

もしそのなかでくまさんはドコ?なんて聞くなら、うささんはくまさん1人を探すためにネットワーク内にいるすべての人に君はクマさん?なんて聞かなきゃならない。そんなの効率悪すぎ!ですよネ。

そこでIPアドレスが登場します!

実はIPアドレス、グループわけができるのです。

うさぎならうさぎ村、くまならくま村、ネコならネコ町…このグループ化のしくみはまた次回説明しますが、IPアドレスのグループ化によって効率よくアドレスをわけることができるようになるのでIPアドレスが使われるようになりました。

でも、せっかくMACアドレスがあるんだから、IPアドレスなんてつくってアドレスを2つにするより、MACアドレスでグループ化すればいいじゃん!と思う人もいるかもしれません。

MACアドレスはベンダーコードと製品コードからできています。

ベンダーコードとは製品の販売会社の番号です。

だから、例えばうさぎ村でも、うさぎ社のコンピュータ、ねこ社のコンピュータ、くま社のコンピュータ…いろんな会社のコンピュータをつかっているうさぎさんが存在するわけです。

そうなるともうMACアドレスはみんなそれぞれバラバラ。

MACアドレスには規則性がないのでグループ化ができないのです。

IPアドレスによってグループ化することで、MACアドレスを知らなくても通信がカンタンにできるようになったのです。

つづきます!

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