IPアドレスのクラス分け

08.09.10 / インターネットとは? / Author: / Comments: (0)

ではIPアドレスはどうやってグループ分けをしているのでしょうか?

IPアドレスはネットワークアドレスとホストアドレスにわけることができます。

さらにこのネットワークアドレスにはAからEのネットワーククラスというものが存在します。

今回はふつうに使われるA〜Cのクラスを勉強しました。

IPアドレスをクラスごとにわけると、クラスAが2分の1、クラスBが4分の1、クラスCが8分の1を占めます。

クラスAは1bit目が0で始まるIPアドレスの集まりです。

0.0.0.0〜127.0.0.0までで全体の半分を占めるクラスです。

ケーキでいうならこんなかんじ。

ケーキがIPアドレス、お皿がネットワーク、フォークがホストです。

クラスBは最初の2bitが10で始まるIPアドレスの集まりです。

128.0.0.0〜191.255.255.255までで全体の4ぶんの1です。

ケーキで言うならこんなかんじ。

クラスCは最初の3bitが110で始まるIPアドレスの集まりです。

192.0.0.0〜223.225.225.225までで、全体の8分の1です。

ケーキならば!

このIPアドレスケーキを分けてお皿とフォークの数を決めているのは何でしょう?

それはサブネットマスクです!

つづきます!

MACアドレスとIPアドレスの関係

08.09.10 / インターネットとは? / Author: / Comments: (2)

IPアドレスがグループわけに使われているということがわかったところで、

どんな風にIPアドレスとMACアドレスが使われているのか、くまさんのお手紙(データ)がどう流れていくか見てみましょう!

くまさんがうささんにお手紙(データ)を書いたようです。

くまさんはくま村、うささんはうさ村なのでグループが違うためMACアドレスだけでは通信できません。

なので、くまさんはうささんのIPアドレスを宛先に書きます。

くまさんはまず、村の管理ルータにお手紙を送ります。

くま村の管理ルータさんは宛先にかかれたIPアドレスを見て、自分のIPアドレスと違うので、

知らないなぁーと言っています。

あれ?宛先にMACアドレスも書いてあるけどくま村管理ルータのMACアドレスのようですね。

くまさんがくま村管理ルータに送るためにかいたものです。

くまさんはくま村管理ルータによって管理されています。

だからくまさんとくま村管理ルータは同じグループにいるのでMACアドレスによって通信ができちゃうのです。

ここでなぜMACアドレスがかかれているのかというと、もし、うささんのMACアドレスが書かれていたら、

その手紙は完全にうささん宛てになります。

だからくま村管理ルータはまったく受け取りません。

IPアドレスが使われている理由は手紙をうささんのグループに送るためです。

管理ルータでは、宛先のIPアドレスを見て、自分の管理しているIPアドレスなのか違うのか?を見てうささんのグループまでバケツリレーします。

このとき、ルータさんたちは自分宛てではないと受け取ってくれません。

だから、とりあえずあなたに送るねってルータさんのMACアドレスをかいておくのです。

つまり、MACアドレスは経由地、IPアドレスは最終目的地が書かれるのです!

次はネコ町管理ルータに手紙をまわしたようです。

宛先のIPアドレスは変わっていませんが、MACアドレスが変わっていますね。

これはくま村管理ルータがねこ町の管理ルータに送って受け取ってもらうために書き直したからです。

IPアドレスが変わらないのは最終目的地がうささんの所だからです。

ねこ町管理ルータで手紙を受け取ったものの、IPアドレスが自分の管理下ではないようです。

間に色々な管理ルータをはさんで、うさ村の管理ルータにたどり着いたようです。

ここで宛先に書かれているのは、もちろんIPアドレスはうささんの、MACアドレスはうさ村管理ルータのものです。

うさ村管理ルータがIPアドレスを見て自分の管理下だと言っていますね。

ここでまた、MACアドレスの書き換えです。

うさ村管理ルータでは、このIPアドレスの管理をしているようです。

ルータはIPアドレスとMACアドレスの対応表を持っています。

これはARPというプロトコルでIPアドレスからMACアドレスを調べます。

こうして、うさ村管理ルータは対応するMACアドレスを宛先に書いてうささんへと送るのです。

つづきます!

IPアドレスが必要な理由

06.09.10 / インターネットとは? / Author: / Comments: (0)

実はMACアドレスだけでも通信はできるのです。

うささんとくまさんとねこさんがデータのやりとりしようよ!となったら、うささんはくまさんとねこさん2人分のMACアドレスを知っていればいいのです。そしてこの3人の間にはIPアドレスは必要ないのです。

ならなぜIPアドレスは必要なのでしょうか?

ネットワークを使うのがうささんとくまさんとねこさん。3人だけならいいのです。

でもネットワークを使っているのは3人ではありません。1000人、1億人、もっと?

じゃぁおくりたい人のMACアドレスを調べればいいじゃん!と思っても、3人しかいなくて2人に聞くのなら2人だけに聞くだけだからカンタンらくちん♪だけど、ネットワーク内にはたくさんの人がいるのです。

もしそのなかでくまさんはドコ?なんて聞くなら、うささんはくまさん1人を探すためにネットワーク内にいるすべての人に君はクマさん?なんて聞かなきゃならない。そんなの効率悪すぎ!ですよネ。

そこでIPアドレスが登場します!

実はIPアドレス、グループわけができるのです。

うさぎならうさぎ村、くまならくま村、ネコならネコ町…このグループ化のしくみはまた次回説明しますが、IPアドレスのグループ化によって効率よくアドレスをわけることができるようになるのでIPアドレスが使われるようになりました。

でも、せっかくMACアドレスがあるんだから、IPアドレスなんてつくってアドレスを2つにするより、MACアドレスでグループ化すればいいじゃん!と思う人もいるかもしれません。

MACアドレスはベンダーコードと製品コードからできています。

ベンダーコードとは製品の販売会社の番号です。

だから、例えばうさぎ村でも、うさぎ社のコンピュータ、ねこ社のコンピュータ、くま社のコンピュータ…いろんな会社のコンピュータをつかっているうさぎさんが存在するわけです。

そうなるともうMACアドレスはみんなそれぞれバラバラ。

MACアドレスには規則性がないのでグループ化ができないのです。

IPアドレスによってグループ化することで、MACアドレスを知らなくても通信がカンタンにできるようになったのです。

つづきます!

MACアドレスとは?

06.09.10 / インターネットとは? / Author: / Comments: (2)

今日はMACアドレスについてのお勉強です!

MACアドレスとは、NICごとに割り当てられた固有の番号で、個々のNICに対し48bitの番号がつけられています。

さてさて…NICってなんだー?とうさぎさんとくまさんが言ってますね。

NICとは、コンピュータの部品で、ネットワークにつながる口のようなものです。

NICはパケットになったデータを電気信号に変えてLANケーブル(もしくは無線LAN)にのせて送ったり、

LANケーブルからやってきた電気信号をパケットに戻したりします。

最近のノートパソコンにはNICがLANケーブルをつなぐ用とケーブルをつかわない無線LAN用と2つあるため、それぞれのNICにそれぞれのMACアドレスがつけられています。

MACアドレスは16進数でかかれた48bitの番号です。

MACアドレスはベンダーコードと独自コードの2つのコードによってつくられています。

ベンダーコードとは前半の数字3つ(24bit分)で製品の販売会社ごとにつけられたコードでIEEEによって決められています。

独自コードは製品のコードで、各販売会社が独自につけたNICの番号です。

MACアドレスは決して同じものは存在しません。

つづきます!

IPアドレスを管理しているところ*

27.08.10 / インターネットとは? / Author: / Comments: (19)

すべてのIPアドレスはICANNによって管理されています。

ICANNは1998年にアメリカで設立された民間の非営利法人です。

アメリカ政府の委任によってドメイン名やIPアドレスなどのインターネット上のアドレス資源の管理、割り当てを行っています。

※ICANNの委員会の一つとして存在しているIANAが担当しているようです。

IPアドレスの分配はインターネットレジストリと呼ばれる組織によって管理・分配が行われています。

日本のIPアドレスはアジア太平洋地域におけるアドレス管理を行っているAPNICの管理下にある国別インターネットレジストリであるJPNICによって管理されています。

インターネットの普及に伴い、IPアドレスの枯渇問題という問題が生まれました。

JPNICでは、「2011年ないし2012年にすべての地域インターネットレジストリにおいて未分配IPv4アドレスの在庫がなくなってしまうと予測されています。」と伝えています。

そこで、IPv6というあたらしいインターネットプロトコルが生まれました。

IPv4が32ビットであったのに対し、IPv6は128ビットで約340澗(340兆の1兆倍の1兆倍!)ものアドレスが使えるようになります。

しかし、逆引きが困難なことやIPv4との互換性がないことなどデメリットも多く、普及が遅れています。

つづきます!

IPアドレスとは?

27.08.10 / インターネットとは? / Author: / Comments: (4)

IPアドレスとは、ネットワーク上につながれたコンピュータ一台一台に割りふられる番号で、IPによって定義されている、コンピュータの住所のようなものです。

ネットワーク上につながれたコンピュータのIPアドレスはかぶることはありません。

コンピュータは画面上に写真や絵や文字を表示したり、音楽を流すこともできます。

しかし!このコンピュータ、実は0と1しかわからないのです。

コンピュータの情報はONを1、OFFを0としてその0と1を組み合わせて表現しています。

この0と1の2つの数字だけをつかって数値を表す方法を2進数といいます。

IPアドレスは、この2進数を普段わたしたちがつかっている10進数に直した数値でつくられています。

IPアドレスの形を小悪魔ブログのIPアドレスを参考に見てみましょう。

IPアドレスは32ビットの列で8ビットごとに4つに区切った10進数の形で表記されています。

ビットとは、コンピュータが扱う情報の最小単位で、binary digit(2進数数字)の略です。

つまり、コンピュータのつかう0と1、ONとOFFのことで、いわば電球1こということですね。

1ビットで0か1かの2通り、8ビットになると256通りの表現ができます。

そのため、IPアドレスは0.0.0.0から255.255.255.255まであって約43億個存在しています。

また、このかたちは、TCP/IPの基本機能であるIPv4というプロトコルに基づいています。

つづきます!

TCP/IPとはなんだ?

27.08.10 / インターネットとは? / Author: / Comments: (3)

こんにちは!

小悪魔の夏があけたのでこれから更新がんばります!

今日はIPアドレスとMACアドレスについて勉強しました:)

そのまえにまずTCP/IPについてです*

通信プロトコルとは、ネットワーク上でデータの通信をするための手順や約束ごとの集まりのことです。

たとえば郵便物をだすとしても、その郵便物に切手を貼って、郵便番号書いて、宛先も書いて…なんて郵便屋さんに届けてもらうためにやらなければならない決まりごとがたくさんありますよね。

同じようにコンピュータの世界でも、データの通信をするためにやらなくてはならない決まり事があるのです。

それが通信プロトコルです。

しかし、このプロトコルにもたくさんの種類があります。

たとえば、フランス語を話すマダムウサと日本語をはなすうさ美さんは話をすることができません。

だけどもし、2人が英語を話すことができたなら、共通言語である英語を使えばはなすことができますよね。

同じようにコンピュータの世界でも通信用の共通言語が必要です。

それが、TCP/IPです!

TCP/IPはTCPとIPの組み合わせでできています。

送られるデータはパケットという小さな小包にわけられて送られます。

小さく分けられたパケットはひとつずつ番号がつけられていて、順番通りに戻す必要があります。

その役目をしてくれるのがTCPです。

TCPは送られてきた荷物が全部届いているか、壊れてないか…を確認して、正しく送られてたら、データのやりとりのチェックを終わらせましたよと連絡してくれたりします。

つまり、TCPはデータのやり取りの保証のためのプロトコルなのです。

郵便物を送る時、ドコに届けてほしいか宛先をかく必要がありますよね。

同じようにコンピュータの世界でもデータの通信のための宛先をかく必要があります。

その、宛先をかきなさいということを定めているのがIPというプロトコルで、

宛先である、コンピュータの住所がIPアドレスです。

つづきます!